実験映画を観る会 vol.4 のご案内

346955348_934533497885185_19963154662001

実験映画を観る会 vol.4

実験映画を観る会は、フィルムで制作された実験映画をフィルムで上映することをコンセプトに、これまで3回行ってきた。第4回目は、フィルムとデジタルを縦横に行き来する作品を制作する川口肇、芹沢洋一郎映画の上映。フィルム作品はもちろんフィルムで、デジタル作品やフィルムとのミックス作品はそれぞれオリジナルのメディアで上映し、改めて映画にとってフィルムとは何かを考える。

■日時
2023年5月28日(日)13:00より上映

■会場
小金井市中町天神前集会所
東京都小金井市中町1丁目7-7
R武蔵小金井駅南口から徒歩約14分
Google Map

参加は予約制です。下記予約フォームにご記入ください。
申し込みフォーム

参加資料代 1,000円(当日現金でお支払い下さい)

■スケジュール
12:45 開場
13:00〜15:00 上映 川口肇 プログラム
15:00〜15:10 休憩
15:10〜17:10 上映 芹沢洋一郎 プログラム
17:10〜17:20 休憩
17:20〜17:50 トーク 川口肇/芹沢洋一郎/横江れいな

■川口肇 プログラム
プロフィール:1987年より福岡で映像作品制作を始め、映像作家集団フィルムメーカーズフィールドの活動に参加。その後、山形、東京と活動の場を移す。視覚現実の模造である映像、その擬制の側面に着目し、「機械の生理」粒子/ノイズ/映写/時間等を基軸にしたフィルムおよびビデオ作品制作を続けている。

【上映作品】
川口肇映像作品集【MIRROR/RORRIM:デジタルとフィルムの鏡面反射】
フィルム5作品25分 デジタルビデオ3作品29分 ミックス上映作品2作品21分(合計10作品 75分)

1. 粒子/ノイズ
 Air(8mmフィルム/06min /1992)※サイレント作品
 Corridor (ビデオ/11min/1994)

2. 透過/積層
 消失点(デジタルビデオ/07min/2009)
 vanishing-eight(8mmフィルム/03min/2009)

3. ぶれ、滲み
 掌のオーロラ(8mmフィルム+デジタルビデオ ミックス上映/15min/2010)
 帰途・セラフの森(デジタルビデオ/11min/2010)
 Sumie(16mmフィルム/05min/2018)

4. D/Fの混交
 rack-pinion(wired-glass No.4)(16mmフィルム/05min/2017)
 MIRROR/RORRIM(16mmフィルム+デジタルビデオ ミックス上映/06min/2019)
 miniature(8mmフィルム/06min/2019)※サイレント作品

■芹沢洋一郎 プログラム
プロフィール:17歳で作った「まじかよ?」(1980)がPFF81に入選し、自主映画や実験映画の存在を知る。流血映画を数年撮り続け行き詰まるが、ロベール・ブレッソンと奥山順市から「主題と手法の一致」を学び作風を転向。80~90年代に多くの作品を発表し国内外で評価を得るが「殺人キャメラ」(1996)発表後沈黙。「サヴァイヴァル5+3」(2016)を20年ぶりに発表し活動を再開、現在に至る。

【上映作品】(上映順・計71分)
FILMは露光し焼け塗られ音を出し重ねられ光を透過するが、デジタル化できるのか?
1. 走れウサギ(8mm/03min/1991)
2. 間男(8mm/06min/1989)
3. 煮奴(デジタル/01min/2021)
4. いどうだいすき(8mm/25min/1991)
5. 殺人キャメラ(16mm/03min/1996)
6. サヴァイヴァル5+3(8mm/08min/2016)
7. サヴァイヴァル5+3【デジタル捕獲版】」(デジタル/09min/2017)
8. DIRECT LIGHT(16mm/16min/1995)

■トーク:川口肇、芹沢洋一郎、横江れいな
横江れいな:プロフィール
8ミリフィルムを偏愛する8ミリ女子。2015年に8ミリに出会い、主に8ミリにデジタルテクノロジーを掛け合わせたインスタレーションの制作活動をする。日本映像学会アナログメディア研究会所属。
https://www.yokoereina.com/

■主催:
日本映像学会 アナログメディア研究会
Twitter
8ミリフィルム小金井街道プロジェクト
Twitter

| | コメント (0)

実験映画を観る会 vol.3 のご案内

Img_20230213233203

実験映画を観る会 vol.3
2023年2月26日(日)13:00より上映開始

■タイムテーブル
12:40 開場
13:00〜14:30 プログラム1:狩野志歩 フィルム作品 8mm 16mm 56分
14:30〜14:45 休憩
14:45〜16:45 プログラム2:太田曜 海外撮影映画 プログラム 79分
16:45〜17:00 休憩
17:00〜18:00 トーク:狩野志歩、太田曜、水由章
※フィルムで制作された実験映画作品をフィルムで上映します。上映予定映画は全て16mmか8mmのフィルム作品です。

■会場
小金井市 中町天神前集会所
東京都小金井市中町1丁目7-7
JR武蔵小金井駅南口から徒歩約14分
Google Map

■入場料
1,000円(会場でお支払いください)

■[お申込み]事前登録制・定員56名(先着順)
下記フォームよりお申し込みください
申し込みフォーム

〈実験映画を観る会〉は、フィルム作品をフィルムで上映し、解説とともに鑑賞する実験映画(アンダーグラウンド映画)の入門的な上映会である。松本俊夫が1960年代前半に主宰した〈実験映画を見る会〉の意志を受け継ぎ、国内外の実験映画を紹介することを目的にしている。

今日、実験映画をフィルムで観る機会はほとんどなくなった。しかし、フィルムで制作された作品はフィルムで観ることを前提につくられており、それはDVDやインターネットで見ることことはまったく異なる体験なのだ。わたしたちは、実験映画を本来あるべき姿で上映することで、実験映画がもつ魅力を引き出したいと考えている。(西村智弘)

プログラム1:
狩野志歩 フィルム作品 8mm/16mm 56分

『浸透圧』 1997年 S-8 4分 18コマ/秒 マグネ音声
『うちへ』 1998年 S-8 5分 18コマ/秒 マグネ音声
『情景 Landscape』 1998年 S-8 13分 18コマ/秒 マグネ音声
『スチール STILL』1999年 S-8 15分 18コマ/秒 マグネ音声
『揺れる椅子 Rocking Chair』2000年 16ミリ13分 光学音声
『Lily in the Glass』2003年 16ミリ6分 光学音声

プログラム2:
太田曜 海外撮影映画 8mm/16mm 79分

日本以外で撮影された作品
『UN RELATIF HORAIRE』1980年/16mm/2分/カラー/サイレント
『UNE SUCCESSION INTERMITTENTE』1980年/16mm/2分/カラー/サイレント
『UN RELATIF HORAIRE No3』1980年/16mm/カラー/3分/サイレント
『STÄDEL』1986年/16mm/カラー/7分/サイレント
『5400 Secondes』1987年/16mm/カラー/10分/サイレント
『ANTONYM of CONCORD(E)』2005年/16mm/カラー/9分/光学音声
『PILGR IMAGE of TIME』2008年/16mm/カラー/13分/光学音声
『L'Image de la Pucelle 2』2013年/16mm/カラー/12分/光学音声
『The Militia Campany of Captain Frans Banning Cocq』 2015年/16ミリ/カラー/5分/光学音声
『Les Grands Boulevards』 2019年/16mm/モノクロ/6分/光学音声(+別だし)
『ブライドピーク(Bride Peak) チョゴリザ 花嫁の峰』2021年/8mm(24コマ/秒)/10分/音声別だし

トーク:
狩野志歩 × 太田曜 × 水由章

狩野 志歩 (かのう しほ)
武蔵野美術大学映像学科卒業。イメージフォーラム付属映像研究所21期、22期修了。1990年代後半よりフィルム、ビデオを用いた映像作品、マルチチャンネル・インスタレーション、ライブパフォーマンスを国内外の映画祭、美術館等で発表している。 http://shihokano.info/

太田 曜
1953年東京生まれ。実験映画制作、研究。パリ第8大学映画科で実験映画を、フランクフルトのシュテーデル美術大学でペーター・クーベルカから実験映画と料理を学ぶ。1982年第12回パリ青年ビエンナーレ展で上映以来国内外での上映多数。
http://www.tokyo100.com/ota/
https://www.facebook.com/yo.ota.18/

水由 章
1961年生まれ。1980年代から8mm、16mm映画フィルムで実験的映画作品を制作する。主な作品として『或る情景・都市河川』(1993)『瞬息』(1997)『水光色』(2002)『Perception』(2019)など。ミストラルジャパン代表として実験的映像作品の制作・配給・DVDリリースを行う。

問い合わせ先:
日本映像学会アナログメディア研究会
analogmediazoom@gmail.com ※@を半角に

主催:
日本映像学会アナログメディア研究会

8ミリフィルム小金井街道プロジェクト

| | コメント (0)

「実験映画を観る会 vol.2」のご案内

Experimental_films_vol2

実験映画を観る会 vol.2
2022年12月18日(日曜日)
 12時40分:開場
 13時~15時30分:プログラム1  日本の実験映画その2
 15時~15時30分:休憩
 15時30分~17時30分:プログラム2 欧米の実験映画+西村智弘作品
 東京都小金井市中町1 丁目7-7
 JR武蔵小金井駅南口から徒歩約14分

入場無料[要お申込み]
 参加無料・事前登録制・定員56名(先着順)
 下記フォームよりお申し込みください

〈実験映画を観る会〉は、フィルム作品をフィルムで上映し、解説とともに鑑賞する実験映画(アンダーグラウンド映画)の入門的な上映会である。松本俊夫が1960年代前半に主宰した〈実験映画を見る会〉の意志を受け継ぎ、国内外の実験映画を紹介することを目的にしている。今日、実験映画をフィルムで観る機会はほとんどなくなった。しかし、フィルムで制作された作品はフィルムで観ることを前提につくられており、それはDVDやインターネットで見ることことはまったく異なる体験なのだ。わたしたちは、実験映画を本来あるべき姿で上映することで、実験映画がもつ魅力を引き出したいと考えている。

大好評だったvol.1に続く第二弾は、国内外の実験映画とともにアナログメディア研究会のメンバーのフィルム作品を紹介する。(西村智弘)

講師:太田曜、西村智弘

略歴:
太田曜:実験映画制作、研究。日本映像学会アナログメディア研究会共同代表。
西村智弘:映像評論家。著書『日本のアニメーションはいかにして成立したか』(日本アニメーション学会賞、森話社、2018)、共編著『アメリカン・アヴァンギャルド・ムービィ』(森話社、2016)、他。

プログラム 1:日本の実験映画その2(合計66分)
 松本俊夫 『石の詩』 1963年/25分/カラー/サウンド
 渡辺哲也 『コーヒーを飲む』 1972年/15分/カラー/サウンド
 出光真子 『AT YUKIGAYA 2』 1974年/10分/カラー/サウンド
 奥山順市 『我が映画旋律』 1980年/6分/カラー/サウンド
 伊藤高志 『BOX』 1982年/8分/カラー/サウンド
 松本俊夫 『リレーション』 1982年/9分/カラー/サウンド

プログラム 2: 欧米の実験映画+西村智弘作品(合計52分)
 マン・レイ MAN RAY 『ひとで』『L'ÉTOILE DE MER』 1928年/15分/モノクロ/サウンド
 ジョージ・グリフィン George Griffin 『TRIKFILM Ⅲ』 1973年/4分/カラー/サウンド
 フランク&キャロライン・ムーリス Frank and Caroline Mouris 『CONEY』 1975年/5分/カラー/サウンド

西村智弘
 『虹の生成』 1989年/8mmFilm/3分/カラー・サイレント
 『分割による習作(1 旋回の通路、2 梢の瞬間)』 1990年/10分/8mmFilm /カラー/サウンド
 『青い手すりのある石段』 1990年/7分/8mmFilm/カラー/サウンド
 『じゃんけん』 1992年/8ミリフィルム/3分/8mmFilm/カラー/サウンド
 『青い歩道橋』 2002年/5分/カラー/サウンド
(表記がないものは16mmFilm)

問い合わせ先:
日本映像学会アナログメディア研究会
analogmediazoom@gmail.com ※@マークを半角に

協力:
東京造形大学、阿佐ヶ谷美術専門学校、伊藤純子

| | コメント (0)

「実験映画を観る会」 の ご案内

実験映画を観る会 vol.1
2022年10月16日日曜日

Img_20221002_0001

プログラム1 アメリカの実験映画  13時~15時

    休憩           15時~15時30分

プログラム2 日本の実験映画その1  15時30分~17時30分

会場:小金井市中町天神前集会所
   〒184-0012 東京都小金井市中町 1 丁目 7-7
   JR中央線「武蔵小金井駅」南口から徒歩約14分

 

〈実験映画を観る会〉は、フィルム作品をフィルムで上映し、解説とともに鑑賞する実験映画(アンダーグラウンド映画)の入門的な上映会である。1960年頃から松本俊夫は、〈実験映画を見る会〉を主宰した。実験映画の輸入される機会が少なく、国内でもほとんど制作されなかった当時、貴重な機会をつくった。今日、実験映画を見る機会は増えたが、フィルムで鑑賞する機会はほとんど失われている。フィルム作品はフィルムで上映することを前提につくられており、フィルムで上映してこそ本来の姿を現す。DVD やインターネットでは作品を観たとはいえないのである。〈実験映画を観る会〉は、フィルム上映という貴重な機会を提供するものだ。フィルムで体験することで、実験映画の神髄に触れてほしい。(西村智弘)

無料上映

講師:太田 曜、西村 智弘

略歴

太田 曜:実験映画制作、研究。日本映像学会アナログメディア研究会代表。

西村 智弘:映像評論家。著書『日本のアニメーションはいかにして成立したか』(日本アニメーション学会賞、森話社、2018)、共編著『アメリカン・アヴァンギャルド・ムービィ』(森話社、2016)

 

プログラム1 アメリカの実験映画

『ラジオダイナミクス』 オスカー・フィッシンガー 1942 年 5 分 カラー サイレント
“RADIO DYNAMICS” Oskar Fischinger 1942 5min color silent

『ア・ムービー』 ブルース・コナー 1958 年 12 分 モノクロ サウンド
“A MOVIE” Bruce Conner 1958 12 min

『ラピス』 ジェームス・ホイットニー 1963~66 年 10 分 カラー サウンド
“LAPIS” James Whitney 1963~66 10 min color

『オールマイライフ』 ブルース・ベイリー 1966 年 3 分 カラー サウンド
“ALL MY LIFE” Bruce Baillie 1966 3min color

『カストロ・ストリート』 ブルース・ベイリー 1966 年 10 分 カラー サウンド
“CASTRO STREET” Bruce Baillie 1966 10min color

『ごみ、エッジレター、スプロケットホールなどが現れる映画』オーエン・ランド s/k/a ジョージ・ランドウ 1965~66 年 4 分 カラー サイレント
“FILM IN WHICH THERE APPEAR SPROCKET HOLES , EDGE LETTERING , DIRT PARTICLES , ETC .”Owen Land a/k/a George Landow 1965~66 4min color silent

『フリッカー』 トニー・コンラッド 1966 年 30 分 モノクロ サウンド
“THE FLICKER” TONY CONRAD 1966 30min

74 min

 

プログラム2 日本の実験映画

『やまかがし』 相原信洋 1972 年 7 分 モノクロ サウンド

『アートマン』 松本俊夫 1975 年 11分 カラー サウンド

『日没の印象』 鈴木志郎康 1975 年 24分 モノクロ サウンド

『LE CINÉMA・映画』 奥山順市 1975 年 4分 モノクロ サウンド

『休憩』 谷川俊太郎 1977 年 3分 カラー サウンド

『SPACY』 伊藤高志 1980 年 10分 モノクロ サウンド

59 分

 

主催

日本映像学会アナログメディア研究会

8ミリフィルム小金井街道プロジェクト

協力

東京造形大学、阿佐ヶ谷美術専門学校

|

2020年 4月 の会合予定

新型コロナウィルス感染拡大予防による、公民館の臨時休館のため、下記4月会合は中止となりました。

次回日程については状況を見つつ検討の上、こちらで告知します。

2020年 4月の会合は、以下の日時となります
※奇数月開催の予定でしたが、都合により3月実施分が延期となりました

Room

日 時 : 2020 年 4 月 4 日 (土) 午後 1 時 ~ 午後 5 時

場 所 : 小金井市公民館 貫井北分館 学習室A

新作・旧作・発掘フィルムをお持ちください

| | コメント (0)

«映像講座のご案内