実験映画を観る会 vol.4 のご案内
実験映画を観る会 vol.4
実験映画を観る会は、フィルムで制作された実験映画をフィルムで上映することをコンセプトに、これまで3回行ってきた。第4回目は、フィルムとデジタルを縦横に行き来する作品を制作する川口肇、芹沢洋一郎映画の上映。フィルム作品はもちろんフィルムで、デジタル作品やフィルムとのミックス作品はそれぞれオリジナルのメディアで上映し、改めて映画にとってフィルムとは何かを考える。
■日時
2023年5月28日(日)13:00より上映
■会場
小金井市中町天神前集会所
東京都小金井市中町1丁目7-7
R武蔵小金井駅南口から徒歩約14分
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参加は予約制です。下記予約フォームにご記入ください。
申し込みフォーム
参加資料代 1,000円(当日現金でお支払い下さい)
■スケジュール
12:45 開場
13:00〜15:00 上映 川口肇 プログラム
15:00〜15:10 休憩
15:10〜17:10 上映 芹沢洋一郎 プログラム
17:10〜17:20 休憩
17:20〜17:50 トーク 川口肇/芹沢洋一郎/横江れいな
■川口肇 プログラム
プロフィール:1987年より福岡で映像作品制作を始め、映像作家集団フィルムメーカーズフィールドの活動に参加。その後、山形、東京と活動の場を移す。視覚現実の模造である映像、その擬制の側面に着目し、「機械の生理」粒子/ノイズ/映写/時間等を基軸にしたフィルムおよびビデオ作品制作を続けている。
【上映作品】
川口肇映像作品集【MIRROR/RORRIM:デジタルとフィルムの鏡面反射】
フィルム5作品25分 デジタルビデオ3作品29分 ミックス上映作品2作品21分(合計10作品 75分)
1. 粒子/ノイズ
Air(8mmフィルム/06min /1992)※サイレント作品
Corridor (ビデオ/11min/1994)
2. 透過/積層
消失点(デジタルビデオ/07min/2009)
vanishing-eight(8mmフィルム/03min/2009)
3. ぶれ、滲み
掌のオーロラ(8mmフィルム+デジタルビデオ ミックス上映/15min/2010)
帰途・セラフの森(デジタルビデオ/11min/2010)
Sumie(16mmフィルム/05min/2018)
4. D/Fの混交
rack-pinion(wired-glass No.4)(16mmフィルム/05min/2017)
MIRROR/RORRIM(16mmフィルム+デジタルビデオ ミックス上映/06min/2019)
miniature(8mmフィルム/06min/2019)※サイレント作品
■芹沢洋一郎 プログラム
プロフィール:17歳で作った「まじかよ?」(1980)がPFF81に入選し、自主映画や実験映画の存在を知る。流血映画を数年撮り続け行き詰まるが、ロベール・ブレッソンと奥山順市から「主題と手法の一致」を学び作風を転向。80~90年代に多くの作品を発表し国内外で評価を得るが「殺人キャメラ」(1996)発表後沈黙。「サヴァイヴァル5+3」(2016)を20年ぶりに発表し活動を再開、現在に至る。
【上映作品】(上映順・計71分)
FILMは露光し焼け塗られ音を出し重ねられ光を透過するが、デジタル化できるのか?
1. 走れウサギ(8mm/03min/1991)
2. 間男(8mm/06min/1989)
3. 煮奴(デジタル/01min/2021)
4. いどうだいすき(8mm/25min/1991)
5. 殺人キャメラ(16mm/03min/1996)
6. サヴァイヴァル5+3(8mm/08min/2016)
7. サヴァイヴァル5+3【デジタル捕獲版】」(デジタル/09min/2017)
8. DIRECT LIGHT(16mm/16min/1995)
■トーク:川口肇、芹沢洋一郎、横江れいな
横江れいな:プロフィール
8ミリフィルムを偏愛する8ミリ女子。2015年に8ミリに出会い、主に8ミリにデジタルテクノロジーを掛け合わせたインスタレーションの制作活動をする。日本映像学会アナログメディア研究会所属。
https://www.yokoereina.com/
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